ビジネスにおいて、あるいは人間関係において、「謝罪」は避けられない局面です。 しかし、謝罪を単なる「ピンチをしのぐための手段」ではなく、「相手との絆を深めるチャンス」に変えることができるとしたらどうでしょうか。 今回ご紹介するのは、そんな逆転の発想を教えてくれる一冊です。 「人たらし」のブラック謝罪術―下手に出ながら相手の心をつかむ方法 内藤 誼人 (著) 価格:¥1,430(税込) 〇謝罪をチャンスに変える心理術 著者の内藤誼人氏は、心理学の知見をベースに、ただ頭を下げるだけではない「戦略的な謝罪」の手法を解き明かしています。 本書の核心は、「下手(したて)に出ることで、相手の心理的優位性を満たしつつ、最終的にはこちらのペースに巻き込む」という点にあります。 一見するとずる賢いアプローチのようですが、その実態は、人間の感情のメカニズムを巧みに利用した極めて実用的なコミュニケーション技術です。 特に印象的なのは、ミスを犯した直後の「スピード」と「誠実さの演出」に関する記述です。 相手が怒りを感じる隙を与えないほどの迅速な対応と、あえて自分の非を大げさに認めることで、相手の攻撃意欲を削ぐテクニックは、現代のビジネスパーソンにとって非常に強力な武器になるでしょう。 〇ピンチを好機に変えるために ミスを完全にゼロにすることは不可能です。だからこそ、「やらかしてしまった後」にどう振る舞うかで、その人の真価が問われます。 本書は、単に怒りを鎮めるためだけの謝罪にとどまらず、トラブルをきっかけに「この人は信頼できる」「ここまで誠意を見せてくれるなら、次も仕事を頼みたい」と相手に思わせるための具体的なステップが満載です。 理不尽なクレームへの対処法や、人間関係の修復に悩んでいる方は、ぜひ一度手に取ってみてください。 ピンチの裏側に隠された、最強の「人たらし」になるためのヒントが見つかるはずです。
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